情報ありがとうございます。 不鮮明な写真ながら、両側に双子鉄塔らしきものかま見…
2026年7月のプチ探索レポートです。
相模湖に行く機会があったので、相模湖公園から対岸の鉄塔群を見てきました。以前はどれがなんの鉄塔かあまりわかっていませんでしたが、それぞれの鉄塔を近くで見てきたのでだいぶわかるようになりました。でも番号は覚えてないっ!
まず南東方向の写真ですが、相模湖線、JR東日本八王子-上野原、都留線、八ツ沢線の各鉄塔が見えていました。建て替え中の都留線は新旧鉄塔が入り混じっていました。

視線をもう少し右に移してみます。都留線と八ツ沢線の続きが見えていました。

さらに視線を右に移すと、逆光で見づらいですが都留線と八ツ沢線のさらに続きが見えました。

八ツ沢線No.36のところを拡大してみます。そのときはわかりませんでしたが、あとで写真を見るとやはり旧谷村線鉄塔が写っていました。


この鉄塔は相模湖を建設する際に建て替えられたとかで、旧谷村線の大半の鉄塔で見られる矩形鉄塔ではなく通常の四角鉄塔であるのが特徴です。なお、この鉄塔には番号を振ることができておらず、旧谷村線 相模湖自然公園ふるさとの森内1としています。一応No.281が有力と考えています。
現地探索レポートはここまでとなりますが、今回は少し机上調査を。
今回対象としている鉄塔の建設時期についてソースが不明ながら1941(昭和16)年起工、1947(昭和22)年竣工の相模湖建設時に建て替えたということをネットの情報でどこかで見て、特に疑いもしませんでした。そうすると、1945(昭和20)年前後に建設されたということになります。しかし、最近ネットで詳細に見ることができるようになった国土地理院の空中写真を見ていて疑義が生じてきました。
まずは、以前にも参照した1974(昭和49)年の空中写真から。

上の写真で★マークのついたところが今回対象としている鉄塔になります。隣には八ツ沢線鉄塔と、今はなき桂川線鉄塔も写っています。小さな湾を跨いだ北西側には背の高い鉄塔の影が見えており、この2つの鉄塔が相模湖建設時に建て替えられたと考えていました。
ちなみに、昭和49年時点で旧谷村線は廃止されていたと考えますが、国土地理院の旧版地形図には一部区間が描かれており、廃止された時期を示した資料も見つかっていないので、正確なところはわかりません。
一方で、相模湖竣工直後である1948(昭和23)年の空中写真を見てみると、少し様子が違っています。

今回対象としている鉄塔は★マークの鉄塔ですが、北西側の湖を渡るまでの間にあと2基の鉄塔があるように見えます。また、国土地理院のオンライン閲覧所でさらに解像度の高い画像を見るとほかの鉄塔と同じような形にも見えます。画像が鮮明でないので確実なことは言えないものの、相模湖竣工直後の1948(昭和23)年の時点では今回対象としている鉄塔とほぼ同位置に原型鉄塔が残っており、さらに北西にももう2基原型鉄塔があったのではないかと考えます。一方で湾の北西側にあるべく旧谷村線鉄塔はなんとも不鮮明で、どこに存在するのかもわかりません。
なお、八ツ沢線は1954(昭和32)年頃に現在の鉄塔に建て替えられており、その前は現在より支持物(木柱?)が多かったことがうかがわれます。八ツ沢線に隣接していた桂川線も八ツ沢線と同時期に建て替えられたようで、両路線の支持物はおおよそ同じ位置に並んでいます。
ということで、引き続きの調査を行いたいと思います。