コメントありがとうございます。 対岸の鉄塔も見に行かれて「塔マップ」にも投稿され…
2024年1月の探索レポートの続きとなります。
旧谷村線が通っていた杖突集落(後半は栃穴集落だったようです)を抜けると、舗装がなくなり登山道になりました。登山道になってすぐに分岐があり、右に行くと栃穴御前山、左に行くと鶴島駒門地区 上野原駅方面となっていました。事前に見ていた登山記録ではここから右の栃穴御前山方面のものしか見つけることができませんでしたが、今回は旧谷村線が目的なので左の鶴島方面に進みます。登山目的の人にはまるで興味がない道なのでしょうけど、記録がない道というのはそもそも進めるかどうかわからないので、技術的に無理な場面などあらわれたら不本意ながら引き返すことも考えます。
余談ながら、栃穴御前山方面の登山道は地図にも載っていない道で、かなり険しく道なき道の部分もあるようです。
登山道は杉林の中に入っていきました。途中で沢を渡る箇所が多数あり、すべて問題なく渡ることができました。沢が少し深い場合は石を配置してあり、跨ぐようになっていました。石を配置してある写真を撮ってない〜。
旧谷村線が通っていたのはこの登山道の右側斜面あたりと思われるので杉林の間を見ながら進みましたが、旧谷村線鉄塔を見つけることはできませんでした。杉林はそれほど密ではなかったので、あればわかりそうな感じでした。
左側の木々の隙間から、桂川の対岸にある道志川線No.17の鉄塔が見えてきました。今いる場所からは500メートルくらい離れていて、間にある桂川には吊り橋が架かっているようですが、今回は確認しませんでした。そもそも吊り橋への分岐道もわかりませんでした。途中で渡る沢が道のようになっている箇所があったので、そこかもしれません。あの道志川線が、この先で旧谷村線ルートに合流します。
もう少し進むと、右側の一段高いところに彼岸にやってきた道志川線の鉄塔があらわれました。鉄塔の足元に行くことはできるでしょうか。
一方で登山道の方は少し広い場所に出てきました。ピンクテープなどが見られて、人の手が入っているようです。そのときは気がついていませんでしたが、これまで歩行者専用の登山道だったのがここからは車の通れる林道になっているようで、広場は折り返しスペースだったようです。
この先に、道志川線鉄塔に行く巡視路がありました。山岳探索をできるだけ冬に行う理由はこれです。夏だと巡視路が藪に埋もれてしまう可能性が高いのです。
この巡視路は短いながらも急斜面でしたので、笹に捕まりながら登りました。鉄塔の足元はしっかり刈り払いがされていたので、じっくり鉄塔を見ることができました。この鉄塔は道志川線No.16で、昭和53年9月にできたようです。高さは31メートルとなっていました。
鉄塔の撮影が終わったら、元の登山道に戻り先に進みます。この先にも少し広くなっている場所がありました。旧谷村線鉄塔は現在の道志川線鉄塔と全く同じ位置だったとは限らないので、この広場あたりにあった可能性もありそうです。
参考までに、杖突集落終端の神社から道志川線鉄塔までの登山道区間の歩行時間はおよそ30分でした。
次回は、山の斜面にある次の道志川線鉄塔を目指してみます。かなり険しい山のようなので、行けるのかどうか。
道志川線No.16の位置情報は以下となります。地理院地図から読み取れる位置からは30メートルくらい西にずれているようです。