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旧谷村線 九鬼山地区1

前回の記事では現谷村線の鉄塔を紹介しました。引き続き2021年11月の探索レポートとなります。今回は山梨県都留市と大月市にまたがる九鬼山(くきやま)に登り旧谷村線鉄塔を紹介します。

あらかじめ言っておきますが、この鉄塔を訪問する際は登山装備で行くことを強くお勧めします。低山とは言え、高尾山などの観光地的な山とは違います。歩行時間が3〜4時間程度と長くなり、携帯電話の電波が届かないところもありますので、体力に自信のない方はやめておいた方がいいです。奧高尾などで低山に慣れておくのもよいと思います。途中にトイレや飲食の補給場所はありませんので、麓の国道沿いにあるコンビニ等で済ませておくのがよいです。あらかじめ計画を立てて登山届を出しておきましょう。

富士山が出迎えてくれました

九鬼山の登山口に向かう途中に、駒橋発電所の水路がありました。駒橋発電所は明治時代に作られた発電所なので旧谷村線よりさらに歴史がある遺構・・・いや、これは現役の施設です。

駒橋発電所の水路
現役の水路なので水がたくさん流れている

九鬼山の登山道は、しばらくは手軽に歩ける車道でした。

登山道の分岐。直進する

車道を進んでいくと途中で終点になります。ここからは徒歩でしか行けない登山道になります。

ここからは徒歩専用の登山道

尾根に近くなったら、分岐を右の方に進んでいき尾根上の道に出ます。このへんは道が複雑なので、携帯電話のGPSなどで位置を確認しながら進むといいです。

分岐の道標がわかりづらい

尾根沿いの道を進んでいくと、それは突然現れます。尾根上にあるためか、双子鉄塔です。

旧谷村線鉄塔があらわれた
少し戻って撮影してみた
碍子の破片が落ちていた

おおよその位置情報は以下となります。

堪能したら、先に進みます。この先の道はさらに険しくなります。旧谷村線鉄塔が目当ての場合、山頂は目指さずに引き返してもよいと思います。

写真が傾いているのではなくて道が傾いている
途中で別ルートが分岐します。
写真ではわかりづらいですが、急登です。

トラバースルートと急登を経て、やっと九鬼山の山頂に着きました。残念ながら麓で見えていた富士山は隠れてしまっていました。

九鬼山山頂

ここから下山していきますが、それはまた次の記事で。

追記:今回紹介した鉄塔の東側斜面にいくつか旧谷村線鉄塔が残っているという報告がありました。機会があれば見に行きたいところですが、登山道ではない山中のようなので厳しいかもしれません。

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